Ubuntu Live USBでOpenVINOを気軽に試す

UbuntuでOpenVINO toolkitを気軽に試してみたいが、空いてるPCはないし、インストールはハードルが高いな、とお考えの方がいらっしゃると思います
そこで、Ubuntu Live USBを使用して、気軽に試してみましょう

まずは余っているUSBメモリなどを用意してください
容量は8GB程度で十分です

Ubuntu Liveは書き込み不可ではないの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、Unetbootinを使用することで、書き込み可能なUbuntu Live USBが作成できます

まず、Unetbootinをインストールします

次にUSBメモリを挿し、パラメーターを設定します

ディストリビューションを設定すると自動的にダウンロードしてくれます
ディスクイメージだとダウンロード済みのイメージを書き込むことが可能です

スペースは、リブートしてもファイルを維持するために使用(Ubuntuのみ)を4000MB程度に設定します
この数値はFAT32の制限で4GBが上限のようです

あとはOKを押して、書き込まれるのを待ちます
書き込み終了後、usbドライブのフォルダ上にあるboot>grub>grub.cfgを下記の赤字の部分を追加修正します

menuentry “Try Ubuntu without installing” {
set gfxpayload=keep
linux /casper/vmlinuz file=/cdrom/preseed/ubuntu.seed boot=casper quiet splash — persistent debian-installer/language=ja keyboard-configuration/layoutcode?=jp keyboard-configuration/modelcode?=jp106
initrd /casper/initrd.lz

これで書き込み可能なUSBメモリが作成されました
次に、こちらを参考にOpenVINO toolkitをダウンロード、インストールできます
もちろん電源を落としても設定は残っています

Macの場合は、USBメモリを挿した状態で、Commandキーを押したまま起動すると下記のように選択できます

ストレージが増設しにくいMacやノートパソコンには使用しやすいのではないでしょうか?