Intel DevCloud for the Edge を使い倒す(その1)

先日、XLSoftさんの OpenVINO オンラインセミナー/ワークショップ でWebinarを受講したところ、Intel DevCloudのアカウントを一か月分頂きましたので、使い倒したいと思います

まずはJupyterLabにログインします

セミナーでは、ノートとPythonを使用してと言う感じでしたが、コンソールでサクッと試せるので、私はそちらばかり使っています

DevCloudは簡単に説明すると、ローカル環境のDevelopment Serverと様々なHWがあるEdge Computing Node Serverに分けられます
(正確には少し異なりますが、ユーザーから見える形としては上記)
最初はDevelopment Serverで実行し、Edge ServerにJobを投げる、と言う形で色々な環境で試すことになります

ローカル環境のスペックを見てみましょう

Xeon Gold 6138のようですね
では、こちらの環境でOpenVINOを走らせてみましょう

ん?OpenVINOのインストールってどうするんだ?ということになりますよね?
このサーバーはOpenVINO用ですので、すでにインストールされています
また、ログイン時にsetupvars.shが走る設定になっています
至れり尽くせりですね

コンソールでOpenVINOのディレクトリを調べてみると、
/opt/intel/openvino_2020.2.120
になっているので、すでに2020.2対応となります
古いバージョンのチェック時はどうするの?と思いますが、あくまでも最新開発環境なのでそのあたりは自分で、と言うことなんでしょうね

早速、Security Barrierのデモを動かしたいと思いますが、最初につまづくのは、ソースコードやmakeなどをどうすれば良いかと言うこと…
OpenVINOの場合、setupvars.shを一度実行していれば、自分のフォルダの中に実行ファイルを作ってくれます
まずはそれを利用しましょう

cd /opt/intel/openvino_2020.2.120/deployment_tools/open_model_zoo/demos

でopen model zooのデモフォルダに移動し、build_demos.shを実行します
この作業で、自分のフォルダ内に実行ファイルが生成されます

つづく